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第52回高圧討論会 講演募集分野

今回募集する講演は、次の(1)〜(10)の分野についてです。


高圧力の科学と技術に関する次の分野:

(1)高圧装置・技術 (2)固体物性 (3)固体反応 (4)流体物性 (5)流体反応 (6)地球科学 (7)生物関連 (8)衝撃圧縮 (ただし(4)(5)(7)には溶液,界面,および食品を含む)

(9)シンポジウム「強相関電子系の高圧物性と技術」

近年,様々な強相関電子系物質において,圧力下における超伝導,磁気秩序あるいは軌道秩序の発生,巨大磁気抵抗等を示すことが明らかとなり,強相関電子系における高圧物性研究はますます重要となってきている.加えて,強磁場および極低温を組み合わせたより高度な複合環境での測定を可能にするため,小型圧力容器の開発や静水圧性を高めるための技術や工夫などの提案が,多くの研究者によって行われ,実現されてきた.
 本シンポジウムでは,強相関電子系における高圧物性の実験的・理論的研究成果についてだけでなく,日進月歩を見せる新たな高圧技術について活発に議論することを目的としている.多くの皆様の講演申込と参加をお願いしたい.

(10)シンポジウム「高圧生物科学:ミクロからマクロへ2」

現在、生物科学に関連した分野における高圧研究の対象は、生体分子自身やそれらの分子集合体と言ったミクロな構造体から一細胞や細胞集団および生物個体まで多岐にわたっている。前年度の第51回高圧討論会(仙台)では、「高圧生物科学:ミクロからマクロへ」を主題として、近年における生物関連高圧研究を紹介し、活発な討議を行うことができた。他方、生物関連分野における高圧研究の裾野は広く、様々な研究が展開されている。本年度も前年度の趣旨を引継ぎ、生物関連分野における高圧研究の発表と討論の場を提供する。本シンポジウムでは、分子科学、生命科学、海洋生物学および食品科学などの研究分野に関する高圧研究の発表を募集し、ミクロおよびマクロな物体を対象とした最先端の高圧研究から数件の依頼講演を行う。

日本高圧力学会事務局
kouatsu_office(at)highpressure.jp