【主催行事】

未来を拓く高圧力科学技術セミナーシリーズ(31)
「古くて新しい炭素の新展開」

[趣  旨] 炭素は「古くて新しい」材料といえるであろう。古くから多くの多形や多型の報告があり,それぞれ異なった物性および属性が報告されている。例えばダイヤモンドは近代高圧科学の進展に欠かせない材料であると同時に,高圧技術によるダイヤモンドの合成こそ,その進展の大きな動機であったといえる。一方,近年のナノテクノロジー・ナノサイエンスは炭素材料の活躍の大きな舞台であり,特に最近のドーパントによる電気的特性の著しい変化は,エレクトロニクス分野への新たな展開を予測するに十分である。 本セミナーでは,未だ多くの魅力に包まれている炭素材料について第一線で活躍されている先生方の研究成果についてご講演いただき,高圧力下での基礎研究と応用研究の可能性ついて意見交換を進め,今後の炭素材料における高圧科学の新展開を期待したい。

施設見学「大阪大学極限科学研究センター超高圧実験室」
*講演時間等の制約から,施設見学を講演会前に自由参加の形で実施することにいたしました。見学を希望される方は,時間内に極限科学研究センター(講演会場に隣接)にご参集ください。
[主  催] 日本高圧力学会
[協賛予定] (社)応用物理学会・炭素材料学会・(社)日本材料学会・(社)日本物理学会・ニューダイヤモンドフォーラム
[会  期] 2006年1月20日(金)12:55〜18:00
[会  場] 大阪大学職員会館(愛称「待兼山会館」))会議室
(〒560-8531 豊中市待兼山町1-3)
http://www.osaka-u.ac.jp/jp/about/map/toyonaka.html
[参 加 費] 主催・協賛学会会員
  一般    3,000円
  学生・院生 1,000円
(非会員は各々1,000円増,いずれもテキスト代を含む)
[申込期限] 2006年1月16日(月) (なお,当日会場でも受け付けます。)
[申込方法] 事前申込は締め切らせていただきました。
参加ご希望の方は当日申込をご利用ください。


**********E-mail,Faxの場合は下記まで**********
あるいはE-mailまたはFaxにて「セミナー(31)」と標記し,下記宛?@氏名 ?A勤務先 ?B住所 ?C電話・Fax・E-mailアドレス ?D所属学会・会員資格 ?E懇親会の出欠 ?F送金方法・金額・送金日を明記してお申し込みください。
[申 込 先] 日本高圧力学会 〒606-8125 京都市左京区一乗寺清水町16 NAKAIビル301
Tel & Fax : 075-721-0376
E-mail: koatsu@mbox.kyoto-inet.or.jp
[送金方法] 1.郵便振替: 01080-7-48066 日本高圧力学会
2.銀行振込: みずほ銀行出町(でまち)支店 (普通)1409296 日本高圧力学会
[世 話 人] 大阪大学・極限科学研究センター 中本 有紀
Tel: 06-6850-6677 Fax: 06-6850-666 E-mail: nakamoto@rcem.osaka-u.ac.jp

本セミナーに関するお問い合わせは,上記世話人あるいは日本高圧力学会事務局までお願いいたします。
[懇 親 会] 会費は当日支払いで,3,000円の予定です。出欠をお知らせください。
[プログラム] 12:55-13:00 開会の辞
清水克哉(大阪大学・極限科学研究センター)
13:00-13:40 ボロンドープダイヤモンドの超伝導
高野義彦(物質・材料研究機構)
13:40-14:20 各種炭素材料からの直接変換によるダイヤモンド合成とその特性
角谷 均(住友電気工業)・入舩徹男(愛媛大学)
14:20-15:00 各種グラファイト系炭素の合成とその物性
村上睦明(カネカ)
15:00-15:10 休憩
15:10-15:50 超高圧下でのナノチューブの研究
遊佐 斉(物質・材料研究機構)
15:50-16:30 3次元C60ポリマーの高圧合成と構造
山中昭司(広島大学)
16:30-16:40 休憩
16:40-17:20 超高圧を利用した炭素ナノ構造体の機能探索―G ballsを中心にー
中山敦子(物質・材料研究機構)
17:20-18:00 レーザーショックによる金属炭素生成に向けて
重森啓介(大阪大学・レーザーエネルギー学研究センター)
18:10- 懇親会