- 日時
- 2016年10月27日 木曜日 13:00〜15:30(受付時間:12:30〜)
- 会場
- 筑波大学大学会館(講堂)
- 参加費
- 無料
- 参加方法
- どなたでもご参加いただけます。事前申し込みは必要ありません。直接会場までお越しください。ただし会場整備上、先着200名様とさせていただきます。
- ポスター
- こちらからダウンロードしてください。
- プログラム
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12:30 | (開場) |
座長:亀卦川卓美(第57回高圧討論会実行委員長) |
13:00〜13:40 | プレナリー・レクチャー(1) 「高圧研究からみた地球惑星内部」
大谷 栄治 氏 (東北大学大学院理学研究科 名誉教授) |
13:40〜14:20 | プレナリー・レクチャー(2) 「高圧処理による食品加工」
山本 和貴 氏 (農業・食品産業技術総合研究機構 食品研究部門 食品品質評価制御ユニット長) |
14:20〜14:30 | (休憩) |
14:30〜15:30 | 特別講演 「KEKと基礎科学研究」
山内 正則 氏(高エネルギー加速器研究機構 機構長) |
- 会場案内
- 会場:筑波大学大学会館講堂(2F)
・つくばエクスプレスつくば駅(つくばセンター)から 関東鉄道バス「筑波大学中央」もしくは「筑波大学循環(右回り)」で「大学会館前」下車(10分)
・講堂ホワイエはポスター発表会場となっており、講堂入口はその奥になります。
- 注意事項
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・この一般公開プログラムは、日本高圧力学会会員をはじめ第57回高圧討論会参加者を対象とした講演プログラムを、一般の市民・学生にも公開するという趣旨で実施しております。講演内容が専門的である点は予めご了解ください。
・駐車スペースが無いため自家用車でのご来場はお控えください。
・講堂入口前の一般受付にて、資料と参加証(名札)を受け取り、参加証を首からさげてご入場ください。
・講堂1階席の左右両端の列および2階席は使用しません。1階中央寄りの席にご着席願います。
・プログラム中は座長および討論会実行委員の指示に従ってご参加ください。
・講演中は静粛にご聴講を願います。質問は質疑応答の時間にすることができます。
・お帰りの際は、アンケートを受付にて回収しておりますので、ご協力をお願いします。
- ご挨拶
- 第57回高圧討論会を、つくば市の筑波大学で開催することになりました。この地で開かれるのは今年で三度目になります。最初はつくば科学万博の前年1984年に開かれた第25回、今回と同じ筑波大学をお借りして開催されました。2回目が1995年に工技院(現産総研)で開かれた第36回討論会ですから、今回は20年の歳月をはさんでの開催となります。最初の筑波開催時に参加した若手研究者も、今年は定年を間近にしていることになります。学術研究というものは年を経ると共に精密化・専門化が進み、弊害を強調する云い方では蛸壺化するのが自然で、高圧力学会もその例に漏れません。その状況を打破するには画期的な、例えば酸化物高温超伝導のようなインパクトのある発見が効果的です。専門分野を越えた研究者を巻き込むことにより、いわば研究分野のシャッフルが行われるからです。とはいえインパクトを待っているだけでは、童謡の待ちぼうけと同じ結末になってしまいます。
つくばでの開催に当たり、私たちはプログラムを工夫し、学会内部の壁を壊さないまでも風穴を開けようと考えました。それが、従来からの一般講演、シンポジウム、特別講演に加えて、新しい分野横断型の企画=プレナリー・レクチャーを組入れたプログラムです。これは異分野間の交流の機会を増やすことで、学会全体の活性化を図ることが目的です。もう一つの目玉が、プレナリー・レクチャーと特別講演を、一般市民や学生の方に公開する試みです。高圧力学会というものが、どの様な活動を行っている組織であるかを、多くの方に知って頂くことを目的としています。これは社会に向けて高圧力科学を発信すると共に、社会的な存在としての高圧力科学を研究者自らが再認識すること、この二つのベクトルがこれから益々重要になると考えたからです。
今回の討論会を実施するにあたって、沢山の方々のサポートを受けることが出来ました。全て、高圧力科学が新しい一歩を踏み出すことを期待してのことと、受け止めています。高圧力科学の沢山の成果を是非皆様にご覧頂きたいと考えておりますので、積極的なご参加を期待いたします。
第57回高圧討論会 実行委員長 亀卦川 卓美(高エネルギー加速器研究機構)