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講演募集分野

講演募集分野

今回募集する講演は,次の分野についてです。シンポジウムでは一般講演も受け付けます。

高圧力の科学と技術に関する次の分野:

(1)高圧装置・技術 (2)固体物性 (3)固体反応 (4)流体物性 (5)流体反応 (6)地球科学 (7)生物関連 (8)衝撃圧縮 (ただし(4)(5)(7)には溶液,界面,および食品を含む)

(9)シンポジウム「高圧力生命科学シンポジウム」

近年、生命現象に対する高圧力の効果に多くの研究者が興味を持つようになり、新規なチャレンジも活発に試されている。そこで、生命現象を担う物理的・化学的反応(酵素反応など)が水溶液中で起きていることを踏まえ、生体高分子およびその集合体に対する圧力の効果を深堀することにより、既存の高圧力研究者に新たな視点を紹介すると共に、高圧力に興味を持つ若手研究者の裾野を広げることを目的として、本シンポジウムを開催する。

世話人:大前英司(広島大学大学院理学研究科)
    三本木至宏(広島大学大学院生物圏科学研究科)

(10)シンポジウム「最新技術が拓くマルチメガバール地球惑星科学」

近年レーザー加熱DAC、レーザーショック、第一原理計算など、それぞれの分野において技術の進歩が目覚ましい。これらにより、地球中心核条件やそれを大きく超えたマルチメガバールの未踏領域においても、物質の研究が可能となりつつある。また温度圧力領域の拡大だけでなく、静的物性から動的物性へ、より定量的かつ精密な測定・分析へと、研究対象は質的にも変化しつつある。そこで今回、これまで一堂に会することのなかった上記3分野を束ねた融合シンポジウムを開催し、最新の研究成果を俯瞰することにより、超高圧地球惑星科学の次世代の展望について議論を行う。

世話人:土屋卓久(愛媛大学地球深部ダイナミクス研究センター)
    尾崎典雅(大阪大学工学研究科)
    舘野繁彦(岡山大学 地球物質科学研究センター)

(11)シンポジウム「コヒーレント放射光を利用した新しい高圧力科学 III」

高圧科学の測定プローブとして有力な放射光は、近年、次世代放射光源の建設計画が進展し、低エミッタンス化によって高輝度で空間コヒーレンスが向上した高品質X線が提供される予定である。昨年9月に第2期が発足した「コヒーレント放射光を利用した新しい高圧力科学(II)」研究・作業グループでは、高品質X線を使って高圧科学では何ができるか?と、次世代放射光源の建設に高圧コミュニティーは如何に関与するか?をテーマに議論を進めている。本シンポジウムはその活動の一環として企画された。このシンポジウムでは高圧コミュニティー内外の最先端の研究トピックと放射光ユーザーの動向に関する講演を通じて、最先端の放射光を利用した新しい高圧科学を活発に議論したい。

世話人:鈴木昭夫(東北大学大学院理学研究科)
    石松直樹(広島大学大学院理学研究科)

(12)シンポジウム「水素にかかわる高圧科学シンポジウム」

水素は多様な結合様式を示すため、水素によって誘起される現象は多種多様であり、固体・流体物性、材料科学、地球科学等の分野において多くの興味のもと研究が進められている。水素、或いは水素関係物質の高圧下での研究は長年に亘る分野横断的テーマであり、量子ビーム技術、及び計算科学の発展により、その研究は急激に加速されている。そこで、それぞれの分野で「水素がかかわる現象」の研究に取り組んでいる方々に最新の研究成果や実験技術について発表していただき、議論を通して相互理解を深めることにより、それぞれの研究を促進することを目的とする。

世話人:町田晃彦(日本原子力研究開発機構)