実行委員長のごあいさつ

 第64回高圧討論会を、千葉県柏市の“さわやかちば県民プラザ”にて開催させていただくこととなりました。柏市での開催は2回目となります。1回目は東京大学物性研究所が東京六本木から千葉県柏市柏の葉に全面移転した2000年に、第41回高圧討論会(毛利信男実行委員長)として、物性研究所の隣に位置する東葛テクノプラザで開催されました。それから23年を経て2023年11月1日〜3日の開催となります。私が初めて高圧討論会に参加したのは第30回仙台開催会であり、高圧力学会発足と丁度重なったこともあり記念すべき出来事として記憶しております。また、第33回熊本開催会(巨海玄道実行委員長)では、スタッフの一員として参加させて頂き、開催側の経験をさせて頂きました。高圧討論会に参加するたびに、アットホームな雰囲気の中での自由・闊達な意見交換が年齢に関係なくなされていると感じております。高圧討論会の良き伝統を守りつつも新しい討論会開催を目指して精一杯務めさせていただきます。

 国内外の多くの学術会議開催においては、2019年に始まったコロナ禍の影響により中止、延期もしくは開催形式変更となりました。高圧討論会も例外ではなく、第61回は学会役員主催のZoom会議開催に、第62回の姫路大会はZoomと対面のハイブリッド開催に、第63回は2年ぶりの対面のみの開催となりました。この様な状況においても例年と同程度の参加者となりいつもの討論会と同様な盛り上がりが見られました。学術会議における対面形式開催の重要性が再確認された会議になったように思いました。一方、通常、中日に行われる懇親会が中止され、夜の学術交流会であるより親密な情報交換が出来なかった事は、討論会参加者に中途半端な充実感が残ったようにも感じています。第64回高圧討論会の開催においては、対面形式開催および懇親会の復活を念頭に進める所存です。

 余談になりますが、物性研究所における高圧に関する歴史は秋本研究室(1961年:高温高圧)および箕村研(1962年:低温高圧)開設に始まっています。第1回高圧討論会が1959年ですので、物性研究所の高圧グループは討論会と共に歩んできたといっても過言では無いかと思います。私事で恐縮ですが私は2024年3月には退職致します。物性研究所においては、今後も高圧科学の研究が継続していく事が期待されていますので今後とも変わらずにご支援頂ける様お願いいたします。

 会議の会場である“さわやかちば県民プラザ”は、柏の葉公園に隣接すると共に、物性研究所のある東京大学柏キャンパスまで徒歩10分程度の静かなところに位置しています。実行委員一同、参加者の皆さんが討論会での最新情報の十分な意見交換および懇親会での親密な情報交換が行えるように準備を整えお待ちしています。また、2023年5月13日からは、マスク着用の規制が無くなり自己管理下での行動が可能となります。討論会開催に当たっては、衛生面に関しても十分な準備・配慮・注意をする所存です。

 最後に、時間の許す方は、柏の葉公園(茶室・日本庭園・西洋庭園などが有ります)や東大柏キャンパスを散策し、リフレッシュして頂くのも良いかと思います。

第64回高圧討論会 実行委員長
上床 美也(東京大学 物性研究所)

実行委員会

実行委員長
上床 美也(東京大学物性研究所)
実行副委員長
高橋 博樹(日本大学)
鍵 裕之(東京大学)

プログラム委員長
小松 一生(東京大学)
実行委員 (プログラム委員を含む)
阿部 文快(青山学院大学)

糸井 充穂(東京都市大学)

太田 健二(東京工業大学)

岡本 佳比古(東京大学物性研究所)

川合 伸明(防衛大学校)

後藤 弘匡(東京大学物性研究所)

浜根 大輔(東京大学物性研究所)

舟越 賢一(総合科学研究機構)

松林 和幸(電気通信大学)

山内 徹(東京大学物性研究所)

山浦 淳一(東京大学物性研究所)

山本 文子(芝浦工業大学)

山本 和貴(農業・食品産業技術総合研究機構)